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2005年11月14日

副作用のあるタミフルよりも、「うがい」の予防効果に注目しよう!

タミフルで二人の少年が異常行動死していた事が判明した。

<インフルエンザ薬>タミフルで異常行動死 少年2人
インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を飲んだ患者2人が、飲んで間もなく行動に異常をきたし、1人は車道に走り出て大型トラックにはねられ死亡、もう1人はマンションの9階から転落死していたことが11日、分かった。


 タミフルには「異常行動」(自分の意思とは思えない行動)や「幻覚」などの副作用が起きる場合がある。しかし、副作用というものには程度に幅がある。実は私の知人にタミフルを飲んで以来、頭がボーッとしたり、イライラするといった性格の変調が続いていると言う人が居る。

 その話を聞いたのは1年ほど前で、その時はタミフル単独での問題ではなく、解熱剤等、他の薬も関係しているのではないかと思っていたのだが、今回の報道からして、タミフルはかなり怪しい薬のようだ。

 これを機会にタミフルの副作用に付いて研究が進んでほしい者だが、私にはタミフルの副作用よりも強い懸念を抱いている事がある。それは「薬への過度な依存」である。

こんな本があります↓
今年はどうする?インフルエンザ―疑問だらけの予防接種と特効薬

 インフルエンザに関して議論を呼んだ問題はタミフルだけではない。かつては広く学校等で行われていた集団予防接種が、逆に重症患者を生む例もあるとして、任意接種になったり、解熱剤の使用によって重度の脳障害(インフルエンザ脳症)を起こす可能性を示唆された例もある。

 インフルエンザの特効薬のように扱われているタミフルだが、東南アジアなどで猛威を振るう鳥インフルエンザウイルスH5N1型に感染したベトナムの患者から耐性のあるウイルスが既に発見されている。このH5N1型は今年流行する可能性があるとして監視が強化されているものだ。

 香港のクイーンメアリー病院薬理学部のウイリアム・チュイ準教授は「通常のインフルエンザを治す薬として医師らが習慣的にタミフルを処方する日本で、タミフルに対する一般的なウイルス耐性が拡大している」(CBCの報道による)と日本のタミフル使い過ぎに警告を発している。

関連記事:タミフルに耐性、鳥インフルエンザ感染に効かず=香港の薬理学者、日本の使い過ぎを警告(ニッポン消費者新聞より)

 薬に大きな信頼を置いている人が多い。熱が出れば解熱剤を飲む。咳が出れば咳止めを飲み、痛みには鎮痛剤、といった具合に症状を抑えてしまえば治ったと思っている人は案外多い。

 しかし、症状が抑えられるという事と、治るという事は全く別なのだ。解熱剤を飲めば熱は下がるだろう。しかし、ウイルスは体内で逆に活発に増殖し活動する事になってしまうのをご存知だろうか?

 発熱というのはウイルスや細菌をやっつける為に必要だから起きる生体反応なのだ。体温が上がると白血球等、免疫細胞の働きが活発になる。さらに温度が高い状況ではウイルスの活動が低下する。つまり、発熱はその相乗効果によってウイルスから身体を守ってくれるものなのだ。

 せっかく身体を守る為の発熱なのに、むやみやたらに解熱剤を使用すれば、身体の抵抗力は下がってしまう。その為に熱は下がったけれど、ウイルスによって脳の細胞を破壊されたなんて事にもなりかねない。

 高熱が続く方が脳細胞が破壊されたりするのではないかと心配する方もいらっしゃるだろうが、40度以上の高熱が2〜3日続くのでも無い限り、水分を補給して脱水症状に注意すれば、そうそう問題になる事はない。

 あまりに高熱が続き、食欲も出ないようなら抵抗力の低下を防ぐ為に一時的に発熱を抑えて、食欲を取り戻させる事も必要かもしれないが、衛生状態も良く、飽食と言われるほどの日本では、そこまで衰弱する事は滅多に無いだろう。

 特にインフルエンザの場合、解熱剤を使用すると、熱は多少下がっても、熱が出ている期間は長引いてしまう。その上、解熱剤による副作用が疑われている「インフルエンザ脳症」を発症する危険もあるのだ。

 タミフルにしても今回報道された副作用の他に、私の知人が訴えているような性格の変調を引き起こす副作用の可能性も否定は出来ない。タミフルは想像以上に脳に与える影響が大きいようだ。

 ではどうするのか?実は昔から日本では当たり前に行われてきた予防策に、高い風邪予防効果がある事が世界で初めて実証された。その予防策とは「うがい」である。

 風邪:予防はやっぱり「うがい」 ヨード液より水、発症4割減−−効果を初実証:毎日新聞 2005年10月30日 東京朝刊
「風邪予防のために「うがい」を行う日本独特の衛生習慣が、実際に効果があることを京都大保健管理センターの川村孝教授(内科学・疫学)らのグループが実証した。これまでうがいの有効性を裏付ける根拠は何もなかったといい、世界初の成果という。」

 
 今まで実証されていなかったというのは驚きだが、欧米では日本では当たり前の「喉を鳴らすうがい」は「馬鹿っぽい行動」という理由であまり行われていないようだ。(アメリカでやったら本当に馬鹿にされた)

 風邪予防という事で報道されているが、同じウイルス感染に対して効果があるのだからインフルエンザにも予防効果が期待出来るのではないだろうか?風の発症を4割も抑える事が出来るというから、同じレベルでインフルエンザを抑える事が出来れば、「うがい」はタミフル等よりも遥かに効果的だ。

 今年流行が懸念されているH5N1型のインフルエンザは、重症化するタイプらしく、日本でもタミフルの備蓄を急いでいるとの事だが、前期の通り、耐性ウイルスと化す可能性もあり、薬だけに頼るのは危険だ。

 最良の対策は予防する事である。「うがい」を徹底する。身体を冷やさない。バランス良く栄養を摂取し、体力を付ける。そういった当たり前の事で病気の感染を防ぐ事が出来れば、薬のお世話になる事もない。薬のお世話にならなければ副作用に悩まされる事もあり得ない。

 薬は最後の手段である。今年のインフルエンザは重いと予想されるからこそ、うがい等の予防策を徹底し、食事や生活習慣を整えて抵抗力を高め、自然治癒能力を発揮する事が肝要だ。

関連リンク
<インフルエンザ薬>タミフルで異常行動死 少年2人 [ 11月12日 03時00分 ]
風邪:予防はやっぱり「うがい」 ヨード液より水、発症4割減−−効果を初実証
タミフルに耐性、鳥インフルエンザ感染に効かず=香港の薬理学者、日本の使い過ぎを警告(ニッポン消費者新聞より)
治療薬の耐性ウイルス検出 ベトナムの鳥インフルエンザ:2005年10月15日11時57分
松永和紀のアグリ話●タミフル効かない事態も…本当は怖い鳥インフルエンザ
特集:働く女性のための漢方セミナー 体調リズム整え、元気なわたし実現(その1)
posted by 本気らいふ at 09:24| Comment(2) | TrackBack(2) | 楽身(らくちん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBさせていただきました。
人間にワクチンがダメなら、ニワトリに使うのも良くないのでしょうか?
うちの子どもが3歳ころに、40度近い高熱が出て、あまりに苦しそうなので、小児科で処方された座薬を使ったところ、ものの3分ほどで熱が引き、上機嫌で遊び始めたのを見た時は、怖かったです。しかも、水疱瘡だったので、発疹がほとんど出ず・・・免疫できてないかも???それ以来、薬はちょっとコワイです。
Posted by rabbitfoot at 2005年11月15日 00:07
rabbitfootさま
TBありがとうございます。さて、ニワトリに使うワクチンというのは……どうなんでしょうか。

ワクチンを使う事で強毒化するというのは人間にも当てはまると思われます。

ただ、鳥にワクチンを使って鳥インフルエンザの毒性が強くなってしまってから人間に感染すると被害の拡大が予想されるという判断ではないかと思います。

鳥インフルエンザのうちは出来るだけ弱毒であった方が良いという判断なのでしょう。

確かに、毒性の弱い鳥インフルエンザが人間の間で感染するように変異する方がリスクは低いと思われます。
Posted by 本気らいふ at 2005年11月15日 03:23
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Excerpt: ふん移動など拡大要因 鳥インフルエンザで農水省示す  〔アサヒコム 2005年11月09日〕 茨城県を中心にした高病原性鳥インフルエンザ(H5N2型)問題で、農林水産省による調査の中間報告の原案が明..
Weblog: 二条河原落書
Tracked: 2005-11-14 23:59

タミフルと、リレンザの副作用一覧
Excerpt: 2005/11/12(Sat) <!--adsense#default2-->  今朝の新聞記事「インフルエンザ薬:タミフル問題、学会でも論議」や、「インフルエンザ治療薬 タミフルで異常..
Weblog: Sasayama's Weblog
Tracked: 2005-11-15 13:08

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