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2011年05月13日

原発では、ずっと人を使い捨てて来た

とうとうこんな事件が明るみに出た。

だが、これはずっと以前から公然の秘密だった事で、中には訴訟を起こした労働者を「ゆすり」であるかのように悪し様に罵る人もいたぐらいに、直視されてこなかった問題だ、

だまして原発で働かせないよう…東電などに要請
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110513-OYT1T00680.htm



読売での報道以前にこちらで報道されている。

宮城のはずが…福島原発行き あいりん地区の日雇い労働者が激怒
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110509/cpb1105091929008-n1.htm



まず、人間の使い捨てが「どうせバレない」という意識で平然と行われ続けてきた結果である事の問題。福島第一原子力発電所の作業員に対する待遇改善は2ヶ月もかかった。そして、その間に悪質なデマが出回った。曰く、

「ダンボールの上に雑魚寝とか、寝袋しかないとか言ってるけど、あいつらは仕事なくてぶらぶらしていて、1時間で数万円もらって、贅沢なものを食べてるんだって。」って、なんて酷いデマだろう?

確かな情報は表に出ることがなく、やっとテレビに現実の福島第一原子力発電所内の様子が報道されてから、まず、その報道に関わった人たちへの圧力が、どこぞの副大臣からかかるといったスッタモンダの挙句に、やっと作業員たちへの待遇改善の発表があったのだ。

驚くべき人命軽視だ。そして、こんな環境で働かせればミスが出るだろう事は明らかなのに、この期に及んで同じ職場の仲間の命よりもカネを優先するという、電力会社の傲慢と、それを許している政府とが、周辺住民の事を考えているなんて、信じられるワケがない。

どれほどの人間使い捨てが行われてきたのかは、こちらのドキュメンタリーに詳しい。







もうひとつの問題は、

あいりん地区から、このようなカタチで人をかき集めるというのは、つまり、現場に素性の確かでない人が入り込むことが簡単に出来てしまう事を意味する。

これは国家の安全保障上の問題になりかねない由々しき問題だ。

原子力施設へのテロという事を、日本政府はまったく想像もしていないというバカバカしさ。

この馬鹿げた脳天気さには恐れ入る。攻殻機動隊あたりのアニメを見て勉強すればいいのにと思うぐらいだ。アニメやSFやマンガの方がよほど現実を知っているというこの哀しさ。

物語に追い越されっぱなしの現実の空虚さが、どうしようもない無力感で私に迫ってくる。

が、

その無力感に呑まれてやるほど、私は従順ではない。



喉元を過ぎれば、この事故を他人ごととして忘れるだろう。将来に健康被害が出ても、世間が興味を持たないのを良いことに、責任者たちは、自分たちか被害者がこの世から消えるまでのらりくらりと世間を渡っていくのだろう。

だが、世の中の無関心が、25年も経ってからこの原発事故に繋がっていったのを私は知っている。

無関心がこれからの数十年でまた蔓延して、それが悲劇に繋がるという繰り返しになるのだとしても、無関心では居られない人間の側に私は居る事にしよう。これまでもそうだった。これからもそうだ。
posted by 本気らいふ at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | どぉ〜なっちゃってんだよ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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