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2011年03月18日

うーん、もうそろそろ、予測の上限になってるんだが……

最初っからなんかヤバイなーと思った私。

名古屋の友人から「逃げたほうが良くないか?俺なら逃げるぞ。」との電話をもらい、

ま、避難訓練だと思って一泊の名古屋旅行をしてみたのだったが、

色々と確認しつつ、それにしたって自分の予測の最悪の上限になることは在るまいと思って戻ってきてから立て続けに予測の最悪の方向へと事態が進んでいくわ、止まる気配もないわ。

レベル4とか言ってるけど、まぁ最悪スリーマイルと同等にはなるなと思ってたらその最悪の予測の方になった。

福島第1原発事故「レベル5」 米スリーマイル並み
2011.3.18 18:17

 経済産業省原子力安全・保安院は18日午後の会見で、日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の連続事故について、国際原子力機関(IAEA)が決めた8段階の国際原子力事象評価尺度(INES)で「レベル5に相当する」との暫定評価を発表した。原子炉が炉心溶融を起こし周辺に放射性物質が放出された米スリーマイルアイランド原発事故(1979年)と同レベルとなる。

 INESは、レベル0から7までの8段階で評価を行う。保安院は1〜3号機の事故は「所外へのリスクを伴う事故」であるとしてレベル5とした。4号機については「重大な異常事象」であるレベル3とした。

 国境を越えて大量の放射性物質を放出し、史上最悪の原発事故となった旧ソ連のチェルノブイリ原発事故はレベル7とされている。


しかしね、これって確かに想定を越える大災害が発端ではあるけれど、その後の危機対応において、後手に回ってる事で事態が悪化したって点では、私の予想を超えていた。

いや、

構造とかね、見てたら次に何が問題になりそうか分かりそうなものを、何か起こってからでないと対応できてない。というか、こんなことは現場での経験が長い人なら思いついているハズだから、会議室だの官邸だのがリーダーシップを支配する事だと勘違いしているせいで、現場が動きづらいん状況になってるんじゃないかと予想する。

原子力安全保安院の会見を先ほど見ていたら、電源の回復について記者から「駄目だった場合のプランは在るのか」と訊かれたときに、「確認出来ていない」ってな回答を出すのがもうアウト。

ハッキリ言うけどね、太平洋戦争の時もそう。

現場でいくら勇敢に素晴らしい戦闘を繰り広げても、戦略を決定する司令部の人間がアホだったら負けるんだよ。

それも、撤退すら決意できないから、本当に酷い負け方をするものなんだよ。

その体質は今になっても変わらないのかと唖然とした。


まぁ、原子炉の設計がチェルノブイリとは全く違うので、チェルノブイリと同等の被害を出す可能性はものすごく低い。

もしも、これでチェルノブイリ級の事故にしてしまえるなら、日本の政府というものは歴史上稀に見る無能な人間たちで構成されていると歴史に名を残すことになるだろう。

なので、レベル7は流石に無いと思う。逆の意味でレベル7になるようならスゴイことだよ。稀に見るバカっていう意味でね。

だから、関東まで放射性物質が大量に降り注ぐなんて事は無いと思う……けどなぁ、2日前までは、「あり得ないよ〜www」って笑ってたんだけど、今は笑えなくなってんのがなぁ……我が国ながら情けないよ。

原発以外の事についても、遅々として進んでない。対応の遅れが目立つし、何故か野党からの支援も、外国からの支援も素直に受け取らず、地方自治体の邪魔ばかりしている。

リーダーシップというのは、リーダーの座を平然と投げ捨てる者でないと発揮できないのだが、その座を守ることに汲々とする者共が、本来守るべき対象である民衆を危機に陥れている。私にはそのようにしか見えない。

世界中から知恵を結集すれば、こんな問題は必ず解決できる。

だが、その知恵を受け入れられないリーダーが舵取りしているのでは、この危機を乗り切れるものかどうか不安だ。

電源回復が成功すればまだいい(それでも安心出来ないが……)、だが、もしも電源回復が失敗に終わった場合に、其の次のアクションがどれだけ早く、どの程度の内容のものになるのかによっては、もう、私の想像を完全に越えてしまう。

そうなると、あり得ない被害が出てもおかしくはなくなる。

マトモな対応をしていれば、最悪でも半径50キロといったあたりに被害はとどまるだろうが、馬鹿げた事を続けるなら、どうなってしまうのかは予想出来ないから、できるだけ遠くまで逃げるのが正しい対応になってしまうだろう。(ま、そこまで馬鹿じゃないと思ってるけどね)

とにかく、この程度の対応なら、高校の生徒会でも可能だろうと思えるほどの、ど素人な対応には呆れる。

現場の原子力技術者の方が、絶対に菅首相よりも原発を知っているに決まっている。素人がしゃしゃり出て、視察なんかするから初動が遅れてるし、必要な事をやらずに、平常時の人気取りと同じ論理で蓮舫や辻元清美を登場させて、指令系統を混乱させる。

他の全てに対して全部素人で構わない。

むしろ素人でいいから、

リーダーシップについてプロであってくれ。


自動車の大量生産を実現し、モータリゼーションの時代を切り開いたヘンリー・フォードは、無学な人であったと言われるが、彼の卓越した才能は、誰に何を訊けば正しい答えが得られるのか、誰に何を任せれば成果が出、トラブルが解決できるのかを的確に把握していたという事である。

歴史を振り返ると、名宰相、名将と言われる人々は、すべからくこの種の才能に恵まれた人であった。

さて、私は絶望的な側面を強めにこの日記を書いている。だが、こちらに希望を元に書いた、私の好きな作家の文章がある。

村上龍氏の「危機的状況の中の希望」
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581

だ。今さっき見つけたばかりだが、

引用<ここから>
すぐに館内放送で地震警報が流れた。「このホテルは最強度の耐震構造で建設されており、建物が損傷することはありません。ホテルを出ないでください」という放送が、何度かにわたって流された。最初は私も多少懐疑的だった。ホテル側がゲストを安心させようとしているだけではないのかと。

だが、このとき私は直感的に、この地震に対する根本的なスタンスを決めた。少なくとも今この時点では、私よりも状況に通じている人々や機関からの情報を信頼すべきだ。だからこの建物も崩壊しないと信じる、と。そして、建物は崩壊しなかった。
引用<ここまで>

この部分には、我が意を得たりと思った。

私は村上氏と全く同じ意見でもないし、結論の方向性は違うし、その結果の行動も違う。

信頼にあたいする専門家の意見を政府が受け入れない事のリスクを、私は大きく見積もりすぎているのかも知れない。

だが、専門家にとって当然の前提が、他の意見を遮断して猛進するリーダーによって叩き潰されたときに、想像を絶するあり得ないトラブルが現出することもまた確かだ。

今のところ、本物の専門家の言う事は正しい。

チェルノブイリのようにはなりようがないし、原発6基がそろって吹き飛ぶなんて事もあり得ない。そんな可能性はゼロだ……本来ならね。

だが、万に一つがいくつも重なっていくこの状況の異常さを冷静に認識しておくことだ。

この異常さに慣れてしまってはイケナイ。

村上氏が希望の種と書いたものは、無邪気な希望ではない。

冷たく、鋭く、重みを持った、希望の種だ。

絶望の中においても、それを見据え、希望に手を伸ばす者にだけ、その種は触れる。
posted by 本気らいふ at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | どぉ〜なっちゃってんだよ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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