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2010年07月21日

FXでいかにして私は負けてきたのか(5)資金管理に出会ってメンタルが変わった。

みんなのFX

本当なら、損切の重要性に気づいた時点で、資金管理を徹底するべきだった。

資金管理というのは、トレードの上級者になるほどその重要性を口にする事で、にわかカリスマのようなトレーダーではなく、伝説のトレーダーと言われるような人は、資金管理を厳しく実行している。

資金管理とは何かというと、本当にざっくりと一言で言えば、
「お金を失わない事」

だ。

もうちょっと細かく言えば、

「トレードを継続出来る程度で損失を抑える」

という事だ。

著名な投資家であるウォーレン・バフェットは、トレードの鉄則を次のように語ったという

「ルール1:カネを失うな」
「ルール2:ルール1を忘れるな」

これは、資金管理の重要性を語っていたのだが、私はこの話を初めて聞いたときに、ユーモアとして捉えてしまった。

当時の愚かな自分には、本当に大切な事は大切な事として聞こえず、下らないことを重要視して道を間違えていた事が、今ならよくわかる。

そして、現在になってやっと、私が色々な勘違いをしているかも知れないと慢心を戒めつつ、謙虚に学び、学んだことを繰り返し再学習するという努力が出来る程度には進歩したと思っている。

資金管理は奥が深い。

そのテーマだけで一冊の本が書けるほどだが、実行するために必要な知識はそれほど多くはない。

以下に紹介する本の後半で、資金管理のルール、ポジションの大きさの決め方が、損切の設定と共に分かりやすく解されている。


何の意味があるのか理解できなくてもよいから、とにかく資金管理は徹底して欲しい。

資金管理の威力は3ヶ月ほどデモトレードを行えば分かる。

2つのデモトレード口座を用意して、一方を「資金管理を意識しない」でトレードし、もう一方を「厳密に資金管理して」トレードする。

途中までは資金管理を意識していない口座の方が大きく利益を伸ばすかもしれないが、3ヶ月も続ければ大きな負けを経験するだろう。その時に「資金管理」という守りの盾の威力を知る事になる。

その威力を、資金を失って呆然とするという形で経験してほしくない。

このエントリを読む方には、まず、何を後回しにしてもよいから、資金管理だけは基本だけでよいから実行してもらいたい。理解しなくてもいいから実行して欲しい。


資金管理を実行出来るようになるに従って、ずっとコントロール出来ずに悩んでいたメンタルの問題がほとんど解決してしまった事も大きな成果だった。

資金管理を徹底するとなると、損切は迷いなく実行しなくてはならない。

メンタルが弱いから損切が出来ないのだと思っていたのだが、資金管理の大切さとその威力を知ってからは、損切をしないからメンタルが弱くなってしまうのだという事がわかった。

メンタルの弱さに悩んでいる方には、損切のメリットを知るために資金管理を勉強してもらい、実行することで損切がメンタルの弱さを克服する事を体験してもらいたい。

損切を考えず、追いつめられて決済するのは損切ではない。それは追いつめられて負けただけの事だ。

戦略として撤退ポイントを決めておくのが損切なのであり、ならば損切を実行する事は負ける事ではなく、勝つための戦略上の一時撤退でしかない。

一時撤退をためらって全滅を招くなんて、太平洋戦争の日本軍みたいな事をやっていては勝てるものも勝てなくなる。

その理屈が分かっていれば、損切は実行できる。

実行できないのはメンタルのせいではなく、資金管理の重要性を知らず、その威力を実感できないからだ。

実行してみれば、損切は自分のメンタルをむしろプレッシャーから開放してくれるので、次のトレードで勝つ可能性を高めてくれる事に気づくだろう。

メンタルの問題が、資金管理を学び、実践することによって改善するとは思わなかった私は、学ぶ順番を間違っていたことを心の底から悔やんだ。

それまでに失った資金を「授業料」だと慰める事も出来るが、それは嘘だと私は知っている。

下らない負け方に学んだものなど殆ど無い。

あったとしても、失った資金に見合うだけの価値のある「負け」なんて一度もなかった。

「負け」を認めたくない弱い自分が言い訳に使う「授業料」なんて言葉はまた自分を愚かな負け犬にしてしまう。

もう、負け続けるのは沢山だ!


ここで、損切の捉え方について提案がある。

トレードを、「利益」と「損失」の区分で「勝ち負け」にするのではなく、

「損失」の内、「損切実行による損失」と「追いつめられた損失」を別のものとして記録することだ。

そして、損切を実行できた時には、それを戦略的撤退と考えて「負け」とは捉えない事にする。

損切を「負け」の一種だと考えるから、これを避けたくなる。

だが、ちゃんと理由のある損切を設定し、それを実行したのであれば、それは勝利を掴むための戦略的な撤退だ。

その撤退が無ければ、次のトレードで勝てる可能性は低くなり、トータルでとんでもない敗北に繋がる可能性が高い。


さらに言えば、たとえ利益をとったとしても、その中には反省すべき利益もあるだろう。

利益が取れたというだけで「勝ち」にしてしまっては、その「勝ち」の中にある「負け」にいつか食われてしまう。


さて、大きな流れとしては、ここまでで私はトレードを継続出来るレベルには届いたかなという感じになった。

まだまだ自信は無いというか、始めた頃よりは現実を知っているので、自信満々でやることの危なさを知っていると言うべきだろうか。

そう、どんなに重要な事を理解しても、それを厳密に実行出来るほど人間は強くない。

新しい情報も入ってくるし、新しい手法は試したくなるし、アナリストの分析だって気になってしまう。

それらが自分に進歩をもたらしてくれる事もあるけれど、迷いを産み出してしまい、時には資金管理の原則を無視しようとする事もある。

そうした愚かな誘惑とはこれからも戦わなくてはならないだろうが、

ただ、どこに戻れば良いのかを知る事が出来ただけ私は幸せだと思う。


さて、次回は「アナリストの分析」について書こうと思う。

実は、アナリストの予想はよく外れるように見えるが、彼らの分析を「当たるか外れるか」という視点で見ていては全く何の役にも立たないという事についてお知らせしたい。

(つづく)
posted by 本気らいふ at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | FXは勝てそうな時だけに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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