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2010年07月19日

FXでいかにして私は負けてきたのか(3)テクニカル分析を見直す

GFT


リベンジを誓ってデモトレードをやり始めてからも、ファンダメンタル分析で戦おうとしていたが、どうしても予測精度が上がらず、結局、前回の大失敗のあとに予測が当たっていたというのも単なるマグレだったと認めるしかなかった。

「FXとか株とかを通して世界経済を勉強できる」

なんて甘いことを考えている自分もいて、そんな事は相場で稼ぐ事とは実は何の関係も無いことなのに、「負けても勉強にはなっている」という言い訳にすがりたい自分がそこにあった。

しかし、ロスカットで資金を失い、デモトレードでもマグレ以上の予測精度が出ない事がハッキリしてくると、ファンダメンタル分析で予測を当てる事ができるようになるためにはどれほどの年月がかかるやら、分からなくなってしまった。

それと同時に、半年以上もアナリストのレポートを読んでいくと、だんだんと彼らの予測自体が精度の低いものであることにも気づくようになってきた。

我田引水的な解釈のうまいアナリストほど、テレビ番組や雑誌で専門家として幅を効かせていて、つまり、成果は全くでていないくせにアナリストとしての仕事は確保出来ているという歪な世界にやっと気付き始めた。

考えて見れば、アナリストは相場で稼いでいるのではなくて、解説で稼いでいる。

たとえ予測を外していても、その場その場でなんとなく納得出来る解説ができるのであれば、それで仕事にはなっている。

だから、アナリストはもっともらしい解説をする事にその能力を傾けていて、相場の予測精度を磨くのはおろそかになっていても不思議ではない。


ここで、私はやっと自分の一つめの大間違いに気づいた。

アナリストについていってもダメなのだ。自分が手本にするべきは、自分で相場を張って、それで稼いでいる人だと。

先生を間違えているのではどうにもならない。

私が学ぶべきはトレーダーだ。

当たり前のことなのだけれど、相場の周辺にはいろんなやり方で稼いでいる人がいるもので、ゴチャゴチャして見えにくくなっている。


再度、トレーダーという観点で探してみると、相場で稼いでいる人たちが重視しているのはテクニカル分析だと気づいた。

一度テクニカル分析を否定しているもので、この事実を受け入れるのにはちょっと時間がかかったのだが、

トレード先進国であるアメリカの情報なども集め、洋書を取り寄せて読んでみたところ、日本とはテクニカル分析の解説が全く違っていることにも気づいた。(正確には、流行っていた分析の多くが表面的で底が浅かっただけで、ちゃんとした本も出ていたが気付かなかった)

当時、おや?っと思って日本語版を読んだのがこちらの本だった。

この本では、相場のパターン、フォーメーションというものを元に、勝ちやすい相場を見極めるというアプローチが紹介されていて、この本と見比べながらデモトレードに取り組んでみたところ、予測精度が格段に向上した。

また、その相場パターンから、意味のある損切のポイントというものの見極め方を初めて意識したのもこの本がきっかけだった。

日本の雑誌などでは、まだ「損切は50pipに」なんていう、何の根拠もない固定幅の損切をすすめるものが多かった頃だったので、意味のある損切の位置という発想に、「これだ!」と思ったのを覚えている。

この本をきっかけに、テクニカル分析の手応えを感じた私は、ようやくマトモな方向へと舵を切る事となった。


今となっては当たり前の事だが、為替相場をファンダメンタル分析で予測するのはかなり難しい。

通貨の強弱はその国の経済の強さを表しているなんて頓珍漢な解説があちこちに出回っているが、為替相場ってものは二つの通貨の相対的な強さでレートが決まるので、例えば日本で悪い材料が出ても、アメリカでもっと悪い材料が出たら、円高ドル安になるといった具合に動く(実際はもっと奇妙な動きになる)。

それに、相場で価格が決まる仕組みは、ファンダメンタルを基本としないので、いくら勉強してもなかなか予測できるようにはならない。

実際に、世界各国のプロがファンダメンタル分析に基づいたレポートを出しているが、その的中率は信じられないぐらいに低い。

素人がいくら勉強しても意味が無いのだった。

逆に言うと、相対的な価値で決まるという特性から、トレンドが一方方向に続きやすいという特徴があるので、テクニカル分析が有効なツールとなる場合が多い。

だから、欧米ではFXのトレーダーは「馬鹿っぽいイメージがあってモテない」らしく、様々な知識や情報を駆使しなくてはならない債券トレーダーが「エリートっぽくでモテる」のだそうだ。

つまり、FXはある意味バカでも出来るという事になる。

ただ、バカでも出来ると言ったって、バカだから出来るという事にはならないのは言うまでもない。

むしろ、頭はあまり使わなくてもいいけれど、なんというかスポーツみたいな訓練とか基礎体力が必要といったイメージで捉えてもらったほうが正しいと思う。

FXはそれほど高度な知識がなくても十分に稼げるようになれるトレード分野だけど、勝てるようになる為には訓練が必要だという事になる。


ただ、ここまで来て、やっと多少は利益が出せるようになった先に、またしても私は資金を吹き飛ばすことになる。

それは、損切の重要性について、まだまだ浅い認識だったという事と、どのようにトレードするかという手法なんかよりももっと大事な事をまだ知らなかったからだ。

さらに、本当に大事なことに気づく前に、私は一つ寄り道をしてしまった。

遠回りした分、私はかなりの授業料をまた支払う羽目になってしまったのだった。

(つづく)
posted by 本気らいふ at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | FXは勝てそうな時だけに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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