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2010年07月18日

株主は出資以外出来ない事にしてはどうか

ちょくちょく大株主と言われる人々が、会社の経営方針とかをひっくり返そうと騒ぐニュースを見る。

株式会社は誰のものなのかと問われれば、それは明らかに「株主のもの」であって、それ以外の答えはありえない。これは株式会社という制度そのものがそういう成り立ちなのだから、会社は誰のものかなんて議論は無意味だ。

ただし、

株主が「会社は株主のものだから俺の言うことを聞きやがれ!」と喚き立てる事は、会社の発展に直接つながるものではなく、そもそも会社の経営をするのは株主ではないのだから合理性に欠ける行動だ、というか有害だ。

全く同じ理由で、「会社は社長のものだ」とか、「従業員のものだ」とか、「社会のものだ」というのもやはり合理性がない。

これは会社をめぐる役割分担の仕組みであって、株主が所有権を持つからという理由だけで、経営者や従業員やその会社のサービスを望む顧客を自由にして良いという根拠にはならない。

この点に関しては、最も著名な投資家であるウォーレン・バフェットの言葉が的を射たものとなっている。

曰く、

「気に入らない経営をやっている会社の株は、売ればいい。株主総会で騒ぐなんて無駄な事はしなくていい。」

との事だ。

まさにその通りなのであって、株主がいろいろと口を出して経営を変えようなどというのは傲慢に過ぎる。そんなに経営にどうこう注文をつけたいなら、株主ではなく経営者になれば良いのだ。だが、株主は文句を言って経営陣の入れ替えを画策するだけで、自分で経営の責任を負おうとはしない。これは卑怯だ。

株主の声なんてものは、経営側に聞かせない方がよっぽど緊張感のある経営をやるだろう。株主総会は経営側からの説明のみとして、株主は黙って株を売り払うか、持ち続けるかを決めればよい。それが一番ハッキリとした株主の意思表示になる。

言葉でやり取りしたところで、そんなものは口約束にすぎないし、株主がわめき散らしても別に経営者は怖くもなんともない。単に煩わしいだけなのだ。

経営が良いと思ったら、株を買う。ダメだと思ったら売る。

それだけで十分だ。

株主が騒ぎ立てなくちゃならないような経営をしているのなら、そんなところで経営を変革しようなんてのは無駄な事だ。

スピードがますます重視されるこのご時世に、経営改革なんてものを株主に指摘されるまで実行できないような会社なら、早晩衰退するに決まっている。

賢く合理的な投資家であれば、気に入らない会社の株は、黙って売るのみ。

また、賢い経営者ならば、口うるさい株主にその判断を左右されるような事はなく、経営者としての判断で会社を運営し、その経営責任を負う事に集中するだろう。

経営責任を持たない株主が、経営に口を出すのはむしろ会社の価値を下げる結果になる。株主は口を出すよりも、売り買いを通じてその意志を示せば十分だし、それ以外の事をやるのはかえって自分の資産価値を下げるのだから慎むべきだ。

何か言いたいことがあるのなら、売った後に言えばいい。

株主が会社を所有するというのはそういう意味であり、株主が自由にできるのは「所有権」という部分なのだという事を忘れて、天上人のごとく振舞うというのは愚かに過ぎる。

会社の所有権をもって、会社で一番偉いのは自分だと勘違いするような株主は、経営陣も従業員も居ない空っぽの会社でも所有してみるが良い。

経営者や従業員のありがたさがわかろうと言うものだ。

同じ理由で、経営者だから会社は自分のものだと思い上がるような輩も、株主が居なければ資金をどうやって集めればよかったのか、従業員が働いてくれなかったら会社はどうなっていたのかをよく考えてみれば良い。

それぞれが役割分担しているから会社は成り立っているのだという事を忘れてしまう奴こそが、その会社を潰す獅子身中の虫である。

いっそのこと、株主は一切経営に口出しできない事にしてはどうだろう?

経営に納得行かない時に株主が出来る行動は唯一「売り払うこと」だけにしてしまったほうが、

経営側も緊張感を持つようになるのではないだろうか?
posted by 本気らいふ at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資もいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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