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2010年07月05日

「はやぶさ」の微粒子のことだけで、失敗とか言い出さないように

「はやぶさ」が持ち帰った微粒子が、小惑星イトカワのものかどうか、分析が進んでいる。

が、どうもマスコミの一部には、これがイトカワのものではないという「失敗」の結果を待ち望んでいるような気配がある。

ここでハッキリと指摘しておくが、もしもこの微粒子が小惑星イトカワのものではなかったとしても、「はやぶさ」計画の価値は高く、むしろ一部をもって全部を否定するような報道を行ったり、また政府が予算の減額を目論むなどといった事は、恐ろしく恥晒しな事であり、日本の技術が海外の引き抜によってではなく、自らの意志で海外へと流出する事に繋がり兼ねない。

「はやぶさ」には世界がヨダレを垂らして欲しがる技術が内包されている。

宇宙開発において前例の無い全く新しいイオンエンジンを搭載し、それを実運用した事。

小惑星イトカワという非常に小さな目標に、無人で着陸し、標本採取を行ったロボット技術の高さ。

度重なるトラブルに対して粘り強く対処し、ついに地球帰還を果たした人材の存在。(これなんか、人命かかってない違いだけで、他はアポロ13号並だと思うが)


たとえ微粒子がイトカワのものではなかったとしても、

これらを軽視して、「微粒子」という結果だけをもってすべてを否定するような事がないように注意していただきたい。

「はやぶさ」は限られた予算の中でとてつもない成果を出したプロジェクトであり、ここから将来の国益となるビジネスが芽吹く可能性を秘めている。

ただ、そのビジネスの芽を見つける事が出来る目を持つ人材が、日本に居ないだけだ。

将来を見据えた投資よりも、目先の安全ばかり考えて、日本国債にしか投資できない愚かな日本の金融機関。未来を育てる投資が出来ないような金融機関は社会の寄生虫に過ぎない。

自分たちの無駄遣いはチェックできず、目先のカネ、目先の票を優先して、未来に予算を配分できない政治屋。自分を律することの出来ない者たちに国の舵取りなど出来るわけがない。

下衆なカラ騒ぎで儲けることしか頭にない三流マスコミ。もう、何も言う必要はないな。

彼らの言葉を鵜呑みにしてはならない。

そこにチャンスはあり、希望はあるのだ。

ただ、それをチャンスとして拾わない、希望として捉えない、

だから、停滞しきったままとうとう失われた20年になって行くだけの事だ。

捨てる神ばかりの国では未来がない。

拾う神とは、リスクを恐れずチャンスを見出し、勇気を持って拾うから未来を掴むのだ。

まぁ、今のままだと、拾う神は海外からやって来そうだし、チャンスの方だっていつまでも捨てられた状態でいるよりも、拾ってもらえるなら海外に行ったほうが全人類的には意義があるからね。

拾わずに落ちぶれたければ、皮肉屋気取って何時までも捨ててる側だとおもってりゃいい。そんな奴はいつの間にか自分が捨てられる側になってるんだから。


重ねて書いておく。

たとえ「はやぶさ」が持ち帰った微粒子が小惑星イトカワのものでは無かったとしても、「はやぶさ」の価値はやはり高い。その事がわからない事は非常に恥ずかしい事だ。

日本の宇宙開発については、他にも興味深い事実を描いた本が出ている。特に素晴らしいのは「のぞみ」という火星探査機のプロジェクトで、これは結果としては失敗なのだが、この時の技術的蓄積の価値の凄さを知ってもらいたい。

ただ、残念なのはこの本は、絶版になっていて、中古市場でも最近値段が高すぎる。「はやぶさ」ブームが過ぎてからの購入をおすすめする。





posted by 本気らいふ at 14:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 評論家の体で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「はやぶさ」のカプセルの回収と微粒子の存在を心から祝福する。しかし、
宇宙開発の予算を大幅に削った腐敗・民主党には、夢も希望も持てない。
子ども手当などの税金のバラマキの10%でも充てれば十分の科学技術予算が得られる。
それはバラマキではなく、日本の将来に対する良き投資となる。
Posted by 左巻き菅 at 2010年07月05日 19:58
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