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2010年06月30日

「はやぶさ」が遅れたのはイオンエンジンの故障が原因ではないでしょ!

(補足)一応日経の方にはお問い合わせメールで以下を指摘させていただいた。あと、トラックバックもさせていただいた(削除されている模様)が、特になんの回答もなく、日経としては以下の事は何の問題もないと判断をなさっているのだと私には感じられた。
第59回放送の最後のあたりで、「イオンエンジンの故障だけではなく、複合的な原因で遅れたとの指摘があり、もっと丁寧にお伝えするべきでした。」とコメントされた。コメントだけはして頂いたのだが……

第59回「日経ヴェリタス・今週のPower Push〜2番底は消えたのか大緊縮時代・市場の深層心理を探る」 7月13日公開

ますます呆れてしまった。自分たちが何を伝えてしまい、そしてどこが問題だったのかを全く理解しておらず、投書に応えたというアリバイ作りのみになっている。これは日経さんの無能さからくる意図しない失態なのか、それとも意図して自分たちのミスを認めたくないからやっていることなのか、どちらにしても理解に苦しむ。いよいよ日経を情報源とするのは危険だ。どうして新聞社というのは少々有名になったぐらいで自分の間違いを認めることが出来ない(もしくは気づくことができない?)ようになってしまうのだろう?

まぁ、日経さんと日経ファンの方々には私が「クレーマー」のように思われるかも知れないが、巧妙に自分たちのミスを認めないように投書に応えたというカタチだけとるような事をされるのであれば、完全に無視してもらったほうが良かった。

もう二度と日経に投書はするまい。この程度の文書もマトモに読み取れないのか、読者や視聴者を小馬鹿にした論点ずらしで答えるつもりしかないのか知らないが、いずれにせよ愛想が尽きた。この調子でアマチュア以下のプロを晒し続けてお仕事をなされるがよろしい。

何がどう問題なのかはこちらのエントリに詳しく書きました。



日本経済新聞が発行している投資新聞であるヴェリタスがもっているポッドキャスト番組、「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」の第57回放送分にて、ちょっと聞き捨てならない事があった。


第57回放送分←ここクリックで聞けます。
(番組の終りに近いところ、38:45のあたりにその発言がある)

寄せられた投書の中に、
NECの株主総会で社長がイオンエンジンについて誇らしげに語ったことに対して、
「こんなに長い道のり、年月になったのはイオンエンジンの故障によるもの、ここを誰も指摘しないのが不思議でなりません」

と突っ込むものがあり、これに対して、当然
「いや、それは誤解ですよ。」

と井上裕氏なら言うだろうと思ったら、なんと!

「本当ですよね、とりあえず帰ってきたのはうれしいけれども…」

と、コメントされたのには驚いた。

え?違うでしょ?JAXAが嘘の報告していたとかってニュースあったっけ?と思って調べてみたが、やっぱり、イオンエンジンの故障が遅れの原因であるなんて記事はどこにもない。

あれほど報道されたニュースだというのに、こんな誤解をしかもプロである方がやってくれちゃってる事にしばしボー然とした。

以下の二つのニュースを読んでみていただきたい。

奇跡生んだ粘りと技術…「はやぶさ」帰還(2010年6月14日08時45分 読売新聞)


はやぶさ支えた技術、受注に弾み NEC開発のエンジン(2010年6月15日5時0分 Asahi.com)


どちらの記事を読んでもわかるとおり、

まず、最初に壊れたのは「姿勢制御用の化学エンジン」である。(燃料漏れ)

この故障によって、本来ならば姿勢制御には向かない長距離航行用のイオンエンジンを姿勢制御にも使わなくてはならなくなった。

想定外の用途に使うワケだから、当然イオンエンジンには想定以上の負荷がかかることになる。

本来は長距離航行用であるイオンエンジンを、あらゆる用途に駆使した結果、イオンエンジンも故障していくのだが、

その時点でとっくに想定された耐久性を超えて酷使されていたのだから、、むしろイオンエンジンは極めて優秀であり、耐久性の高さを証明していたのだ。(だから発注が来ている)

よって、「はやぶさ」のスケジュールが遅れたのは、イオンエンジンの故障のせいではない。


投書された方が勘違いなさったのは仕方が無い。

私は多少の技術的素養があるので、化学エンジンやイオンエンジンの役割、それが壊れる順番、他のエンジンの代わりをするという運用がどれほどのストレスを機体に与えるかといった事が大まかにではあるが想像できるのであって、

一般の方がこうした勘違いをする事があっても、それは仕方のない事だと理解できる。

だが、報道のプロである、しかも「日経」の立場ある人が、これを見逃すというのは明らかな失態である。

というのも、報道のプロであれば、たとえ科学知識や技術の素養がなくても、「はやぶさ」のニュースを読んだだけで、文章の構成から何が原因だったのかを読み取る事は出来て当然だからだ。

少なくとも、「イオンエンジンの故障が「はやぶさ」遅延の原因」といった意見が出て来た瞬間に、

「あれ?おかしいぞ?」

と感じて、元のニュースを探して確認するぐらいの事はするのが当たり前だ。そして、そこで気付くはずなのだ。

楽しい番組なので、今後もこの放送は聞いていくつもりだが、このレベル間違いは、所詮バラエティ番組だとしても「週刊投資金融情報紙」である「日経ヴェリタス」の名を冠した番組なのだから、あまり気楽にやってもらってはなぁ…と残念に思った次第だ。

と、厳しく書いてしまったけれど、楽しく経済の事を学べる番組なのでおすすめします。
すでに本が出ているぐらいに好評な番組で、分かりにくい経済の事がフワっと分かるのがいいところ。
井上裕さんに対しても辛口で書いたけど、語り口も良くて、パッションが感じられて大好きなんで、今回のコメントには驚いたけど、普段からとてもいい仕事なさってるんで、やっぱいい番組として続いて欲しいなぁ。



posted by 本気らいふ at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | どぉ〜なっちゃってんだよ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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